休息をとって「もう一歩」(加筆修正)

私たちは、思うように事が進まない時や、思った通りの結果にならなかった時など、ついつい前に進むことを諦めてしまいがちです。
本当は続けないといけないのに、本当はやり遂げたいのに、何かの理由をくっつけて止めてしまったりします。
あるいは、心が折れて「もう続ける力が出ない」という場合もあるかもしれません。

そういった時には、諦める前に一度休んでみましょう。
焦る気持ちを抑えて、とりあえずは忘れましょう。
忘れて、肩の力を抜いて、ゆっくりと深呼吸をして、休息をとってリラックスします。

リラックスして身体に力が湧き、気持ちに余裕が出てくれば、次の一歩がまた踏み出せます。
しかも次に踏み出す一歩は、「小さく」ても「弱々しく」ても大丈夫です。
大切なのは「踏み出した」という体験ですから。

リラックスして、まずは「もう一歩」の体験をしてみませんか。
「この状況でもう一歩踏み出す」という経験は、とても貴重なものになることは間違いありません。

それでも状況が変わらなければ、また一歩。
次の一歩は、最初より少し易しくなっているはずです。
その力も出ない時には、また休むこともできます。
そして、また一歩・・・。
一歩一歩と簡単になっていって、そのうちに勢いがついてきます。
勢いがでて、自然に前に流れていくようになります。
「前に進む流れ」ができれば、その流れに乗れば良いのです。

あるいは、『この一歩がどういう結果につながるのだろうか?』と、「一歩」を一つの実験として捉えても良いかもしれません。
やってみて、「結果」を楽しみに待つこともできます。

だから、まずは「一歩」。
見えないくらいの「一歩」で構いません。
新しく踏み出した一歩は、新しい展開を生み出すかもしれません。
その「一歩」で状況が好転する場合だってあります。

またこの「一歩」によって人は、必ず大きく強くなれます。
「もう一歩」を踏み出すには、それを躊躇させているストレスを乗り越えなければなりません。
どんなに小さく弱々しい「一歩」でも、踏み出すには「勇気」と「パワー」が必要です。
「もう一歩踏み出す」経験をすることで、それに必要な「勇気」と「パワー」が必ず身につきます。
だから「もう一歩」を踏み出した後には、その分だけ「人として大きく強く」なれるのです。
しかもその「強さ」は「優しさ」に繋がる強さです。

あきらめても、心が折れても、少し休んだらまたもう一度、一歩踏み出してみましょう。

*瞑想方法『「もう一歩」の瞑想』はこちらです