malletクリスタルボウルは一般的な楽器と違い、ヒーリングが期待できる楽器として注目を集めています。そんなクリスタルボウルを演奏するには、直径2〜3cmのパイプに鹿革を巻いた「マレット」というクリスタルボウル専用のスティックを使用します。こちらでは、マレットの扱い方についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

こすり方

まずは、マレットとクリスタルボウルが、45°になる角度で構えます。そして手首に力を入れて、そのまま優しくボウルの上部の角をこすりながら時計回りに回転させていきます。これは、ワイングラスに水を入れて縁を指でこすると音が出でるのと同じです。ゆっくりとこすればゆっくりと、早くこすれば早く大きな音が出てきます。
そのため、力加減やこするスピードのコントロールが大切になってきます。 また、土台部分のサイズや置き方によって、おかしな振動音を出すことがあるので、そういった場合には土台を変更して、置き方を変えてみるのもいいでしょう。

たたき方

マレット中央部分をクリスタルボウルの縁に向けて45°の角度で、心を静めてそっとはじきます。正しくたたけると「コーン」と心地よい優しい音が鳴りますが、マレットの先端などが当たってしまうと、「カツン」という音が鳴ってしまうので、しっかりと角度を確認しながら演奏しましょう。
コツとしては、手の力を抜いて親指と人差し指・中指で軽くマレットを持ち、薬指と小指でマレットを支えながらマレットを構え、その薬指と小指を放すことでマレットを動かすことです。

音の止め方

クリスタルボウルは、音を出すと余韻がとても長く続きます。通常は、余韻は止めずに鳴り終わるまで響かせますが、音を止める場合には注意が必要です。
音を止めるときに絶対にしてはいけないのが、クリスタルボウルの上側を指で握って音を止めることです。そうしてしまうと、振動によって破損してしまう恐れがあります。正しい音の止め方は、マレットを真横に持って(あるいは手のひらで)ボウルの下部分に水平に優しく当て、そのまま上にスライドさせることです。それによって音をピタッと止めることができます。

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