瞑想の方法(空音オリジナル瞑想の場合)

これまで20余りオリジナル瞑想をアップしてきましたが、瞑想の方法については、何の説明もなかったのを反省して、「瞑想の方法」を書きました。
参考にしていただければ幸いです。

【瞑想の場所】

・リラックスできる静かな場所を選びます。
・山や海などの自然の中は、特に瞑想に最適です。
・家の中で行う際には、生活感の強い場所を避けて、壁や窓に向かうなど視界をシンプルにした方が瞑想に集中できます。瞑想する場所を決めて、いつも同じ場所で行う方法が瞑想しやすくなるのでお勧めです。

【瞑想の姿勢】

・椅子に座っても構いませんし、床に(直に)座っても構いません。余分な緊張の入らない座り方を選びます。
・可能ならば(無理のない範囲で)、結跏趺坐、または半跏趺坐で座りましょう。
・軽く胸を張って背筋をのばし、心を落ち着けてから瞑想を始めます。

【瞑想の文章に関して】

・瞑想文を使う方法には、大きく分けて下の3つが考えられます。瞑想する人数やお好みでお選びください。
・上手に読む必要はありません。瞑想を読む際には、できる限り心を込めて読むようにしましょう。

1:瞑想文を読むこと自体を瞑想とする方法(一人で行うのに適しています)
・心を落ち着けて瞑想文を静かに読みます。声に出さずに読んでも構いませんが、可能であれば声に出して読んだ方が効果的です。
・心に染み込ませるように、できるだけゆっくりと心を込めて読みましょう。

2:瞑想文をあらかじめ録音しておく方法(一人あるいは複数人で行うのに適しています)
・録音する際には、はっきりとした口調で間(ま)を十分にとり、できるだけゆっくりと心を込めて読みます。イメージを用いる箇所では少し長めに間を空けます。
・録音された声を静かに聴きながら瞑想します。

3:瞑想文を読む人と瞑想する人とに分かれる方法(複数人で行うのに適しています)
・一人が瞑想を声に出して読み、他の人はそれを静かに聴きながら瞑想します。
・読み方は、間(ま)を十分にとって、できるだけゆっくりと心を込めて読むようにします。イメージを用いる箇所では、瞑想している人の様子を見ながら、時間をかけて進めます。
・繰り返し行う場合には、役割(読む人と瞑想する人)を交代しながら行っても構いません。

【具体的な方法】

・瞑想中は、聴いている言葉や内容を判断せず、ただぼんやり聴くだけに留めます。
・イメージを用いる箇所では、頭ではなく「胸の中心(心)」でイメージするようにします。
・言葉を聴きながらの瞑想では、無理にイメージしようとする必要はありません。ただボーっと聞いているだけでOKです。もちろん、積極的にイメージすればより効果的です。
・通常は1回で終了しますが、内容を定着させるために、同じ瞑想を何度か繰り返し行うのも効果があります。
・あらかじめ瞑想時間を決めておいて、その間ずっと同じ瞑想を繰り返すという方法もあります。
・「異なる瞑想を続けて行う」場合には、瞑想と瞑想の間に十分な休息を取って、気持ちを切り替えてから行うようにしましょう。

【その他】

・同じ瞑想を何度も繰り返すと、実際に生活の中で瞑想の内容が自然に出てくるようになり、習慣や考え方が自然と変化していきます。
・空音オリジナル瞑想には、それぞれのテーマに沿って対になっている解説があります。瞑想をより効果的にするために解説も併せてお読みいただければ幸いです。