「変化を受け入れる」瞑想

ゆっくり腹式呼吸します。
身体(特に肩)の力を抜いてリラックスさせます。
呼吸を意識しながら気持ちを落ち着け、静かに穏やかになるよう心がけます。
意識を胸の中心(心臓あたり)に集中させます。

どこでも構いませんので、自分がある場所に立っている(あるいは座っている)ところをイメージします。
そこに立って(座って)自分の周りの風景をぼんやり眺めています。
そのとき起こる感情も、風景と一緒にぼんやり眺めましょう。

そのまま時間を少しずつ早回ししていきます。
周りの風景が少しずつ慌ただしく動き出していき、だんだんと動きが速くなっていきます。
早回しのスピードがどんどん速くなっていって、1日があっという間に過ぎます。
そのうちに季節も移り変わっていきます。
具体的な早回しのイメージが難しい場合は、だいたいの感じでも構いません。
自分の周りの風景がどんどん変わっていく様を、ただのんびりと眺めましょう。
そのときに浮いてきている感情や思いも一緒に、ただ眺めるようにします。

時間の早回しを緩めて普通のスピードに戻します。
物事は、ただ一つとして変化しないものはありません。
自分も含めて、人も物も環境も常に変化し続けます。
噛みしめるようにその感覚を感じましょう。

今度は逆に時間のスピードを遅くしていきます。
どんどん周りの風景の動きが遅くなっていく様子をただ穏やかに眺めます。
さらに動きが遅くなって・・・、最後には時間を止めてしまいます。

時間を止めた後の周りの風景はどうでしょうか?
何も動かず一切変化のない世界はどんな感じでしょう。
その時に浮かぶ感情や思いを静かに受け止めます。

意識をこの部屋に戻して、もう一度胸の中心に集中します。
自分も含め「全ては時間とともに変化していく」ことを心に染み込ませるようにします。

 

*解説『変化を受け入れて「変化を楽しむ」』はこちらです ▷
*瞑想の方法(空音オリジナル瞑想の場合)はこちらをご覧ください ▷