「心の灯は消えないから」の瞑想

ゆっくり腹式呼吸します。
身体(特に肩)の力を抜いてリラックスさせます。
呼吸を意識しながら気持ちを落ち着け、静かに穏やかになるよう心がけます。
意識を胸の中心(心臓あたり)に集中させます。

自分の心の中に、泡のように無数の玉があるのをイメージします。
それぞれの玉は、一つの「感情」や「気分」です。
具体的でなくても、「だいたいこんな感じ」で構いません。
明るく輝いている玉もあれば、真っ暗闇のような玉もあります。
どんな「感情」の玉が見えますか?
どんな「気分」の玉があるでしょうか?

その中から「希望」という玉を探します。
「希望」と言ってもさまざまある場合には、どれを選んでも構いません。
一つ選んだ「希望」の玉はどんな色でしょうか?
どんな風に見えますか?
明るいでしょうか、それとも暗いでしょうか?
試しに、その「希望」の玉の中に入ってみましょう。
どんな気分ですか?
どんな風景が見えますか?
十分に「希望」の気分や感情に浸ったらその玉から出ます。

次に、「絶望」の玉を探して一つを選びましょう。
その「絶望」はどんな色でしょうか?
「絶望」の中に入っても良いですし、外から眺めるだけでも構いません。
中に入った場合は、「絶望」の気分に浸ったらそこから出ましょう。

次に「優しさ」の玉を探して一つ選びます。
その「優しさ」はどんな色でしょうか?
それでは「優しさ」の中に入りましょう。
その「優しさ」はどんな感じでしょうか?
どんな気分ですか?
十分に「優しさ」の気分や感情に浸ったらそこから出ます。

今度は「思いやり」の玉を探して一つ選びます。
その「思いやり」はどんな玉でしょうか?
「思いやり」に入ります。
どんな気持ちでしょうか?
十分に「思いやり」の気分や感情に浸ったらそこから出ます。

「愛」や「明るさ」、「元気」「やる気」なども探してみましょう。
「強さ」「穏やかさ」「冷静さ」や「勇気」はどうでしょうか、見つけてみましょう。
一つひとつの玉の細かな違いにも目を向けてみます。

そのほかにも、光っている玉はどれくらいありますか?
どんな玉があるでしょうか?
光の玉の中で入ってみたい玉があれば、入ってみましょう。
いくつでも構いません、入ったり出たりを繰り返します。

一度大きく深い呼吸をして、その後ゆっくりと腹式呼吸を繰り返します。
改めて、胸の中心を意識しながら呼吸を整えます。
肩の力を抜き、身体を緩めてリラックスします。

最後にもう一度、無数の泡のようにある玉全体を眺めましょう。
それは様々な思いや感情が入り混ざった自分の心の全体像です。
いつでも、どの玉の中へも入っていけます。
心の中にはたくさんの光が灯っている、その様子を眺めます。
どんな時でも、心にはいつも光が灯っていることを胸の中心に染み込ませます。

 

*解説『「心の灯は消えないから」ご安心を』はこちらです
*瞑想の方法(空音オリジナル瞑想の場合)はこちらをご覧ください