ゆっくり腹式呼吸します。
身体(特に肩)の力を抜いてリラックスさせます。
呼吸を意識しながら気持ちを落ち着け、静かに穏やかになるよう心がけます。
意識を胸の中心(心臓あたり)に集中させます。
<呼吸法(*)(瞑想の準備)>
5分間、鼻を使ってできるだけ大きく複式呼吸をします。
大きくゆっくり深く「吸って」、しばらく息を「止めて」、ゆっくりと深く大きく「吐く」、・・・この動作を、数を数えながら繰り返します。
例えば5秒かけて吸った場合には、5秒間止めて5秒かけてゆっくりと吐く、というように「吸って」「止めて」「吐く」の時間間隔が「1:1:1」になるようにリズミカルに繰り返します。
できるだけ「深く」「大きく」「ゆっくりと」呼吸をしますが、無理をする必要はありませんので、「心地よい」ペースで行うようにします。
鼻が詰まって息苦しい場合は口を使っても構いません。
意識は胸の中心に集中させたままにします。
5分たったら普通呼吸に戻り、姿勢を楽にします。
<瞑想>
もう一度、全身の力を抜き、意識を胸の中心に置きます。
自分が海の底で漂っている、または夜明け前の森にたたずんでいるところをイメージします。
どちらでも構いません、心地よいと感じる方を選びます。
例えば、あらゆるものがゆっくりと動いている海の底であなたは、ユラユラゆっくり漂っています。
フワフワと身体の力も抜け、穏やかで静かで重さのないゆったりした気持ち良さを感じています。
あるいは、あなたはシーンと静かで動くものもない夜明け前の森にたたずんでいます。
力の抜けた静かさで清々しく、時間が止まっているような穏やかな気持ち良さを感じています。
しばらく気持ち良く落ち着いた感覚を味わったら、意識を心の深くへと向けます。
心の中(胸の中心)に、穏やかで静かにひろがっている空間を感じます。
それは一つの宇宙がすっぽり入ってしまうような、深い空間です。
今感じている心の中の空間には境界がありませんから、身体を超えて周りの空間と交わっています。
胸の中心の空間を意識しながら、その広がりが周りの空間とつながり、そのまま広がって宇宙と一体となっている様子を感じましょう。
心の中に感じているその空間は、私たちがいるこの宇宙そのものです。
果てしない宇宙の広がりと、そこに流れている悠久の時間を感じます。
静かで何もないけど満たされている、その感覚にただ身を任せます。
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*)この呼吸法を他の瞑想の前に行うこともできます。さまざまな瞑想の準備として行うことで瞑想の効果は高まります。
「吸って:止めて:吐く」の時間間隔は、5秒では息苦しい場合3秒、あるいは4秒でも構いません。慣れてきたら「1:1:1」のまま少しずつ長くしていきます。
呼吸法を行う時間も最初5分から始めて、慣れてくるに従い30分まで徐々に延ばしていきます。
世の中には効果的な呼吸法がたくさんありますので、ご興味がある場合にはぜひ調べてみてください。
ヨーガの呼吸法のいくつかは、空音でもお教えできます。
《*解説『時々は「静かな心」を思い出す』はこちらです》
《*瞑想の方法(空音オリジナル瞑想の場合)はこちらをご覧ください》