「ありがとう」の瞑想

ゆっくり腹式呼吸します。
肩の力を抜いて、身体全体をリラックスさせます。
呼吸を意識しながら気持ちを落ち着け、静かに穏やかになるよう心がけます。
意識を胸の中心(心臓あたり)に集中させましょう。

まずはじめに、今までに自分を助けてくれた人を思い浮かべます。
その人たち一人ひとりに「ありがとう」を言います。
その他の些細なことでも、力になってくれた人や親切にしてもらった人たちに「ありがとう」と、感謝の言葉を贈りましょう。

名前すら知らない人からも、私たちは多くの恩恵を受けています。
今着ている洋服も、誰かが作ってお店まで運んでくれたものです。
その人たちがいなければ、どんなにお金があっても裸でいなければなりません。
同じように、身の回りの様々な物が自分の手元に届くまでには、実に多くの人の手を経ています。
それら関わってくれた人たち全員に、「ありがとう」を贈りましょう。

そして、その「物」そのものにも感謝の気持ちを贈ります。
身の回りの物たちは、私たちの生活をとても豊かにしてくれています。
身の回りの「物」一つひとつ、あるいはまとめて全部に、心を込めて「ありがとう」と言います。

次は、「出来事」です。
助けられた「出来事」、良かった「出来事」、楽しかった「出来事」を思い出して、それら一つひとつに「ありがとう」と言います。
嫌な出来事でも、そこから何らかの学びがあったなら、同じように「ありがとう」を贈りましょう。

いま自分が生きていられることに感謝します。
住む場所があること、安全でいられることに感謝します。
地球上の全ての人たち、宇宙の全ての物、自分の身に起こった全ての出来事に、心からの「ありがとう」を贈ります。

最後に、そうやって感謝できている自分自身に、優しく「ありがとう」を言います。

 

*解説『感謝の心を持つ、「ありがとう」を言う』はこちらです
*瞑想の方法(空音オリジナル瞑想の場合)はこちらをご覧ください