「進んでいればいい」の瞑想

ゆっくり腹式呼吸します。
身体(特に肩)の力を抜いてリラックスさせます。
呼吸を意識しながら気持ちを落ち着け、静かに穏やかになるよう心がけます。
意識を胸の中心(心臓あたり)に集中させます。

1本の道を山の頂上に向かって歩いているところをイメージします。
頂上は遥か先で見えませんが、それでも頂上に向かって淡々と、一歩一歩進んでいます。

この一歩を踏み出すごとに、頂上が一歩近づいているのを感じましょう。
進み続けていれば必ず頂上に着きます。
たった1mmでも進んでいる限り、頂上は近づいています。
一歩一歩を踏みしめながら歩き続けている自分をイメージします。

大きな岩を迂回するために、大きく遠回りしなければならない場所に来ました。
その回り道によって、遠い頂上がさらに遠のくように思えるかもしれません。
しかし道は一本ですから、一歩進めば一歩頂上へ近づきます。
大きな回り道をしながら、それでも淡々と、足元に集中して一歩一歩進んでいる自分をイメージします。

今度は深い崖が見えてきました。
崖を避けるためには、山を下る方向に進まなければなりません。
下る方向に進むことで、今まで大変な思いで登ってきたのが無駄に思えるかもしれません。
しかし道は一本ですから、やはり一歩進めば一歩頂上に近づいています。
下る方向に進みながら、それでも一歩一歩「頂上に近づいている」ことを感じましょう。

頂上に着くまでに、他には何が待っているでしょうか?
それらに対処するためにどんな事が起こりますか?
まだまだ困難が続くかもしれませんし、あとは楽々登ることができるかもしれません。
何が起こっても起こらなくても、道は頂上まで続いていて、あなたは一歩一歩進み続けています。

その一歩一歩で、「頂上は確実に近づいてきている」ことを実感します。

 

*解説『ほんの少しでも「進んでいる」ことを喜ぶ』はこちらです
*瞑想の方法(空音オリジナル瞑想の場合)はこちらをご覧ください