「つながっている」瞑想

ゆっくり腹式呼吸します。
身体(特に肩)の力を抜いてリラックスさせます。
呼吸を意識しながら気持ちを落ち着け、静かに穏やかになるよう心がけます。
意識を胸の中心(心臓あたり)に集中させます。

胸の中心、つまり自分の心を感じましょう。

何を感じていますか?
いま自分は何を望んでいますか?
いまはどんな感情を持っていますか?
どんな気持ちでしょうか?

それらを自分の胸の中心で感じてみます。
頭で考えていることに気づいたら、意識を胸の中心に戻しましょう。
気持ちを落ち着けて穏やかに胸の中を、つまり心の奥を探っていきます。

心に浮かんできたことがあれば、それをただ眺めます。
過去に起こった出来事、まだ起こっていないこと、気になること・・・、それらを批判せず判断せずに、ただ眺めます。

何らかの感覚や感情が出てくるかもしれません。
それらを止めないように、穏やかに受け入れましょう。
その感覚や感情を全身で感じるようにします。
力を抜いてゆっくりと柔らかく、体全体で味わいます。

激しい感情が出てきても、そのまま出るにまかせましょう。
「感情」というエネルギーが自分の内側からわき起こってきて、口や目や皮膚を通して周りの空間に溶け出していくさまを見守ります。
「あぁ、自分はこんな感情を持ってたんだなぁ」と言葉にしても構いません。
「こんな気持ちでいたんだなぁ」と、それを持っている自分を許してあげましょう。

出てくるものがなくなったら、そこに大きく広がっている宇宙を感じます。
穏やかで暖かく優しい宇宙が、自分の内側いっぱいに広がっていて、自分を満たしています。

自分の内側に感じている宇宙がどんどん広がっていくところをイメージします。
それはどんどん広がっていって、いま私たちが住んでいるこの宇宙と重なります。
自分と宇宙とが一体になって、区別がつかなくなっている感覚を味わいます。

自分には宇宙全てが含まれています。
自分には全てがあります。
全てとつながっています。

平和で満たされた感覚をしばらく味わいます。

 

*解説『根っこのところでは「みんなつながっている」』はこちらです
*瞑想の方法(空音オリジナル瞑想の場合)はこちらをご覧ください